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上松香織

Author:上松香織
愛知県瀬戸市で器を作っています。
ビールを飲むことを日課としております。

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瀬戸市で器を作っている上松香織のブログです。
http://uematsukaoriutsuwa.blog.fc2.com/
sen
2013.02.11(Mon) 21:44
私は些細な理由から一時期の写真がすっぽり抜けている。
自分だけの写真も、複数の人が一緒に映っているのも、その頃に見た様々な風景の写真も、一枚もない。


その時期の内の何年かで、毎年のように富士山に登っていたことがあった。
夜の9時頃に登り始めて、山頂で御来光を見る。
遮蔽物のない山肌の向こうに、青く横たわる夜の雲海、昇っては沈んで行く星座たち、メラメラと真っ赤な月の出、夜に富士に登ると、地球が宇宙の中に浮いていることが感じられる。


時々、気が滅入ったり、疲れていたりする時に、ふと思い出す富士山での場面がある。
その年、あろうことか雨風の中富士山を登ることになった。予報では荒れるとは一言も言っていなかったけれど、変わりやすい山の天気、出発して間もなく雨が降り始めた。
同じ時間帯に登り始めた人たちも他にはいたが、私は1番前のグループから少し後ろを登っていて、後ろの人たちがいなくなっていることに気が付かなかった。
仕事も休んで来ているし、これくらいの雨、と、山の怖さを知らなかった私は、そのままのペースで登り続けた。
富士山には幾つか登山道があるが、その登山道は登山客も山小屋も少ないルートだった。五合目の山小屋を出ると、次は7合目まで山小屋はない。
木立が消える頃、徐々に雨風が襲ってきた。



雨風で、登山道が見えない。
前を歩いていたグループのライトも、まったく見えなくなっていた。遮蔽物がない富士山では、いつも上の方にゆらゆらと登山客の頭に光るライトが見えたのだが、その時は闇と、目の前の雨と、風しかなかった。道が見えないので一歩ずつしか進めない。凍るような雨に、カッパの中もリュックの中もずぶ濡れになった。
岩陰をみつけても、凍えるので長くはいられなかったので、休む間もなかった。
死んだらどうしよう。と、はじめて思った。


どれくらい時間がかかったかわからないが、ぽっかりと光が現れた。
そして、その光の中から明るい話し声が聞こえてきた。
その声が懐かしい関西弁だと分かった時、涙が溢れてきた。
山小屋で夕方から休んでいた、大阪の女の子二人組だった。
私はその人たちに迎えられ、パンツまでびしょ濡れのなりで抱きついて、泣いた。

人がいるあったかさ。光のあったかさ。
忘れられない記憶です。




その後、その二人にバナナをもらって、一緒に登った。
思い出すのは、登りながら、何故か三人で「星に願いを」を歌っていたこと。
歌に合わせて、雨の中、ゆっくり踏みしめるように登っていった光景を、いつも思い出す。
なんだかミスマッチのようで最強にマッチした選曲だった。
いくら雨が降っても、風が吹いても、一人ではないことがこんなに心強いことをしみじみと感じた。

雨の音と、一歩一歩の足音と、「星に願いを」。その日見た御来光よりも、何故かその場面がいつもある。
あのお二人は、元気にしているかな。いつかお礼が言いたい。
あの日の写真も、今はもうない。
また富士を登ることはあるかな…
今は登山客がものすごい多いらしいけれど。



今も、星のまったく見えない日に限ってあの歌が聞こえてくる。
星が見えないからこそ、思い出すのだろうか。 
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2013.02.09(Sat) 23:17


カイワレ…?ではなく霜柱です。




近ごろソーシャル疲れという言葉を耳にします。
私もそれかと思います。
疲れるほどやってない…?というか3日で疲れたというか、情けない話です。
知人から、ブログとFacebookを連携させて新しい作品の写真を更新していけばと勧められて、ふーん、今の時代はそうなのか!と、あまり考えずはじめましたが…。
Facebook。あれは繋がりツールなんですかね。仕事の宣伝と割り切っていますが、いまいち馴染めない自分がいます。
馴染めないことのひとつは、いいね!機能に匿名性がないこと。
いいね!しないと分かっちゃうことで、知り合いの間でいいねが義務化しちゃってる人もいるのでは…とか考えてしまいます。いいねしてもらえないと不安な人もいるのではないかと思います。
私はマメじゃないので…。
そういう諸々を考えただけで、面倒になってしまいました。

かといって、作品以外のつまらないことが大半のこのブログでは、器だけ見たい人にとってはイライラを募らせるだけでしょうし…。



あと、これも感想のひとつなんですが、現代の人は、写真を撮ることが毎日の一部になっているんですね。
子ども創造館でも、子どもが何かするとすぐパシャパシャ携帯で写真を撮り続ける親御さんがいます。
一緒に作ったり遊んだりせずに…。
私も写真は下手の横好きですが、撮るのはカメラが首にぶら下がっている、本気の時(?)だけです。

おいしいものを目の前にした時。
ぎゃー!と叫ぶほど楽しい時。
カメラのことなど露も浮かんできません…(それで後で後悔することもありますが)。
だから臨場感のある写真付きのブログを書く日は遠いでしょう…。


だから感想といえば、

みんな、マメやなぁ!!!

…に、つきます。



記録としての写真。
撮ることを楽しむ写真。
アートとしての写真。

いろいろですね。




でも、心に刻んだ、頭いっぱいに描いた思い出の映像に勝るものはないように思います。
その絵は日々変わっていったとしても。
綺麗になったり、醜くなったりしてゆく景色。
そういう、自分勝手で主観的な記憶の蓄積が、生きているということ、年をとることだと思っています。


もしかして、色んな分野のアートの世界で昔の人たちを越えるのが難しいのは、現代のような記録媒体に頼らず、もっと目を凝らし、耳を澄まし、心で感じて記憶していたからではないでしょうか。


いつも心にカメラを!
…とかなんとか言って、今日ももちろん呑んじゃったのでビールの写真はありません。
もう一本呑めば別ですが…。




 
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2013.02.03(Sun) 16:48
moblog_555a8439.jpg
以前ご紹介した蓮弁文湯呑みです。
湯呑みと言っても家ではコーヒー専用になっています。釉ガラスの中に細かい気泡と貫入があります。高台付近に釉薬の集会所(溜り場)がこさえてあります。
貫入の色を育てたくて、毎日頑張って使っていますが、なかなか強情です。ちっとも入りやしません。


moblog_b186818c.jpg五寸鉢



moblog_98bbf2d1.jpg深鉢



moblog_5e7e3c34.jpg
うさぎと同じシリーズの定番です。特に小さい方は、家呑み皿と心の中で呼んでいる、オススメサイズです。晩酌中心の夕食には、五寸皿は取り皿として何となく大きいように思うことが多いんです…
お酒はぬる目の、燗がいい~
肴は炙った、イカでいい~
という時に使う、ちょっと小さめの取り皿です。
しみじみ呑めばしみじみと、思い出だけが行き過ぎてゆきます。
細かいところをちょっとずつ改良しておりますが…今回やりすぎて失敗してしまいました。それが、ニールヤングの夜のしょんぼりの原因でした…。
でもこれから元気に作り直しです。





しつこいですがまだ続きます。 
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2013.02.03(Sun) 15:25
今日は晴れだったので、外で器のお見合い写真を撮りました。
実際会った時にがっかりすることのないように、できるだけそのままのお顔がわかるように努力しましたが…やはり皆抜けてるところはあってもかわいい我が子。みんなお嫁に行ってほしいので、庭中の色んな場所でバシバシ撮っておりました。
馬子にも衣装?で、花や草木の中にいると、皆、器量良しの可愛い子に見えるような気がします。


というわけで、昨日に引き続き、以前撮ったものも含めてしばらく器を載せていこうと思います。











小菊の六寸鉢
在庫がなくなってしまったので、ユノネホウボウの時に撮ったものです。小松菜と油揚げのお浸しや、茄子と獅子唐など、キュッとした色の野菜料理に合う気がします。






子鹿の五寸皿
少し深さがあります。時々性格の悪そうな子鹿もいます。







ぶどう文鉢
写真ではわかりづらいですが、少し鉄分の入った陶土です。
彫りがほんわりと見えるよう、少し濁りのある釉薬を使っております。


続きます。



 
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2013.02.02(Sat) 21:51
一昨日、窯出ししてきました。
いろいろ思うところはありましたが(それは毎回のことですが)、とりあえずはじめましての器をご紹介します。



蓮弁文飯腕
小ぶりな飯碗です。





湯呑み





七寸鉢
奥の方は従来から出品している鉢です。





六寸皿

濃淡で幾種類もの表情がある釉なので、施釉のときに自然にできるムラを残しています。流れたり、溜まったりをお楽しみいただけると嬉しいです。

白釉も含めて殆どの釉の調合も、料理に馴染むよう、わずかな緑色を意識しています。これは母の入れ知恵です。
ぽっ、と緑色やと、なんかおいしそうにみえるんやわー。
その後いろいろ釉薬の実験をしているうちに、自分で使ってみるうちに、確かに。さすが、オカアサン!と、感じるようになりました。
人に似合う色は、その人のわずかな肌や目の色合いの違いによって決まるとどこかで聞いたことがあるのですが…。
それと同じなのかもしれません。
やわらかい緑のフレームは、土からとれた食物の顔色をよくみせる気がします。私は緑が似合うと言われることがあるのは、顔が土色だからかもしれません。
緑はリラックスする色であり、目に良いともいいますしね。(今思いついただけです。)



 
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2013.02.01(Fri) 11:37
YouTubeでニールヤングのフジロックの動画を発見し、しばし見入ってしまった。
もう10年以上前になるのか…。
夕闇の中のあの空気感、胸から喉にこみ上げるような熱い何か、それをまた昨日のことのように思い出す。
それを忘れることはないだろうと思いつつ、忘れている日々が大半であることに気付く。

器も、日々の暮らしも、音楽も、繋がっていないものはなく、絵画的な音楽はあり、音楽的な日常もあり、そのままの日々や音楽や景色を感じる器もある。

いろいろあるけれど、また頑張ろう、いつまでも熱くなろうと思った今夜だった。



昨日窯出しだったので、またの一からに乾杯。 
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